スミスの『国富論』とならんで有名な経済学の古典である。古典派経済学をはじめ、先行する経済理論の徹底的批判を行ない、スミス以来の労働価値論を純化・精緻化し、その上に資本主義分析を行なった。周期的恐慌、過剰人口=失業発生など、資本主義固有の諸矛盾の原因の解明を果たした。